大学で新型コロナウイルスワクチン予防注射の集団接種に参加してきました。
今回の記事では、接種1回目の体験をまとめています。
接種の予約から、接種翌々々々日(5日目)まで、できるだけ詳細に記録するよう心掛けました。
わたしは1回目の接種後から、
- 38℃超えの発熱
- 長袖を着て寝るぐらいの悪寒
- 食事がままならないぐらいの歯痛
- 些細な振動だけで腕の激痛
などなど、接種前に予想していたよりも苦しい思いをしました。
今はすっかり元気になり、バイトもできるぐらいのいつも通りの生活を送っています。
1回目の接種でここまできつい思いをしたのは珍しい方だと思っていますが、この体験談がほんの少しでも何かのご参考になれば幸いです。
わたしの健康状態
- 女性
- 20代
- 身長150cm未満
- 体重40kg
- 小柄、細身
- 平熱は36℃前半
- 常時内服している薬はなし
- 大きな持病・アレルギーはなし(多汗症のみ)
- これまで大きな病気・手術の経験はなし
- PCR検査・コロナ陽性・濃厚接触者の経験はなし
- HPVワクチン接種済み
- インフルエンザの予防注射は、接種したりしなかったりと年によってばらばら
- 風邪は最低でも1年に1回はかかる
情報があった方が参考になるかもしれないと思ったので、身体的特徴と病歴も含めて記載しています。
身長と体重については、たまに測定するぐらいなので正確な値については把握していません。
平熱については、バイトの出勤前に毎回測定しているので大まかな値なら把握しています。
これまで20年以上生きてきて、幸いなことに特に大きな病気にもならず、至って健康に過ごしてきました(なんなら健康すぎて、小学校から高校まで皆出席、高校の卒業式で12年間皆出席賞をとったぐらいです)。
これまでPCR検査・コロナ陽性・濃厚接触者の経験はありません。
予約〜接種までの流れ
大学からのメールで集団ワクチン接種のお知らせがあり、メールには日程と、予約サイトへのURLが記載されていました。
まずは予約サイトで新規会員登録をし、ログイン後、日程を予約。
接種前日に大学へ行き、学生証を提示し、予診表などの書類のセットをもらいました。
大学の職員や他大学の大学生も接種できるとのことなので、予診表をもらうだけで混雑しているかもしれないと予想し、配布開始時間に行きましたが、5分も並ばずにすぐにもらうことができました。
予診表などの書類のセット内容は以下の通りです↓
- ワクチン接種の予診表(1回目)
- ワクチン接種の予診表(2回目)
- 予診表の記入例
- ワクチン接種についての説明書(武田/モデルナ社ワクチン用)
- 接種当日の留意点や済ませておくこと
- ワクチン接種者へのお願い事項
- モデルナ筋注の接種を受ける人用の冊子
接種前までに書類を一読し、予診表を記入しました。
いざ、接種
午前中の接種だったので、朝早く起きて身支度をし、体温測定をし予診表に記入後、お腹は空いていなかったため朝ごはんは食べず、すぐに大学構内の接種会場へ向かいました。
入り口から出口まで、接種の流れは以下の通りです↓
入り口で検温、簡単な初診表確認
↓
身分証明証・初診表確認
↓
医師の問診
↓
接種
↓
待機時間が記載された紙の受け取り
↓
待機(15分以上)
↓
飲み物受け取り
↓
出口
つけていたマスクが不織布ではなかったので、入り口入ってすぐにスタッフに止められ、不織布マスクをいただき付け替えることになりました。
事前の書類や会場入り口に「不織布マスクのみ」との注意書きがなかったので、できれば入り口に掲示してほしかったです(世の中では不織布マスクが主流になっているのでしょうか?言わなくても不織布マスクだってわかるだろ、雰囲気で察しろ、ということだったのでしょうか。これこそSNSをやっていない弊害かな?)。
接種の流れはとてもスムーズに進み、せいぜい待っても5分くらい、10分も待たずに済みました。
各々の地点にスタッフがいて、それぞれ役割分担しながら、大きな滞りなくスムーズに進められていました。
接種したのはモデルナ、左腕に接種しました。
接種後は、15分以上座って経過観察を行うスペースに案内されました。
アレルギー等の持病がある方は30分以上待機でしたが、それ以外の方は通常15分以上の待機時間でした。
わたしは特に持病はないので、通常の15分以上待機のスペースで待機しました。
待機時間の間は、事前に配られていた書類を見たり、持参した文庫本を読んで過ごしました。
待機時間が過ぎたので出口から出ようとすると、飲み物(水orお茶orスポーツドリンク)はいかがですか?と声をかけていただいたので、ありがたく水を頂戴して会場を出ました。
接種会場の入り口に到着してから出口を出るまでの接種に要した時間は、30分ちょいすぎぐらい。
沢山並んで1時間ぐらい時間がかかってしまうと思っていたので、予想よりも短時間で終わりました。
接種後の様子
接種直後
接種したばかりのときはなんともなく、いつも通り元気でした。
腕が痛い、頭が痛いということもなく、インフルエンザの予防注射をしたときと同じように、腕が若干重いな〜という感じです。
接種会場を出た後は、ご飯を食べて2時間ほど昼寝をしました。
昼寝前も、腕が痛いから寝づらい、頭が痛いから寝づらいということもなく、インフルエンザの予防注射をしたときと同じ感覚で、腕が若干重いな〜としか思わなかったです。
接種5時間後に車を運転をしたのですが、支障はありませんでした。
接種当日の夕方
運転後、家事や片付け、次の日の講義の予習などをしていたら、注射部位が痛くなってきました。
しかもなんだか風邪の前のときのように、頭がぼーっとしてきたのです。
まず支障が出始めたのは、洗濯物を干すとき。
わたしの目線20cmぐらい高い物干しざおなのですが、手をあげるのが痛くて痛くて干しずらかったです。
腕が痛いので、手を体の真横にあげることも、万歳をすることもできなくなりました。
パソコンを打つときは左手を使うことが多いのですが、机のノートパソコンを打っているだけで接種部位に違和感を感じました。
日常の動作で少しでも腕を動かすと痛みを感じました。
接種当日の夜
昼よりも腕が痛いし、頭がぼーっとして、体がだるくなってきました。
再び運転したのですが、運転中も、ちょっと微熱っぽい感じと、若干の体のだるさを感じていました。
就寝前、シャワーに入ろうと服を脱ぐときさえ、腕が痛すぎてゆっくりとした動作しかできません。
あまりにも腕が痛すぎるので、シャンプーは諦めて、髪は水で軽く流すだけ。
腕は少し触れただけ、動かしただけで痛すぎて、ドライヤーができません。
体温を測ってみると、38.2℃。
頭が痛いし,顔も体もほてって熱いし,悪寒がするし、左腕はちょっと動かしただけで痛いし、とても寝づらかったです。
あまりにも寒すぎるので長袖を着て寝ました。
接種翌日の朝〜夕方
朝起きると、接種当日の夜よりも熱は下がっているように感じました(測定していないので正確なことは言えないのですが、接種当日の夜の38.2℃よりも低く、熱は下がっていたと思います)が、腕の痛みは増していました。
そしてなぜか、強烈に歯が痛い。
親知らずらへんの奥歯が猛烈に痛むのです。
磨きにくい部分なのでとうとう虫歯になってしまったのかな?と思いましたが、なぜワクチンを接種した翌日にいきなり痛み出したのでしょう・・・。
軽めの虫歯になったことはありますが、そのときは痛みはなかったので、これが人生で初めての歯痛でした。
熱は下がっているようだとは言え、まだだるいし、腕は痛みを増しているし、歯は猛烈に痛いし、ずっと寝ておきたい気分でした。
が、接種翌日は連日で集中講義が始まる最初の日であり、この日は朝早くから夕方までずっとオンライン講義でした。
みなさんは、何かご予定がある前日にワクチン接種しないことをお勧めします。
講義の途中、この日初めての食事(茶碗1杯分の白米、納豆1パック)を取ったのですが、歯が痛すぎて口が開かないことにこのとき気が付きました。
でもお腹が空いているので食べたい・・・。
わずかな口のすきまからお米と納豆を押し込みますが、歯が痛すぎて噛むことができません。
ご飯は左ききなのですが、腕が痛すぎてお箸を使うのも痛かったです。
- 熱っぽくてぼーっとする
- 腕は少し動かしただけで痛い
- 歯が痛すぎて噛めない
↑もうご飯を食べるのもままならない状況でした。
とりあえず押し込んで唾液で溶かしてようやく飲み込む、ということを繰り返して1時間ぐらいかけてお昼ご飯を終えました。
「そんな体調悪いのに講義受けて大丈夫だったの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、わたしの場合は朝から夕方までひたすらぶっ続けでの講義(もちろん間に休憩はあります)と、時間制限のある課題を早く仕上げて提出することに集中していたので、自分の体調を特に気にすることはなかったです(これまでの学生生活の中で、体調不良でも学校に行ったり勉強した経験が何回かあるので、今回が初めてではありません)。
当たり前ですが、体調不調の際はお大事に、無理をせず安静にしているのが一番だということは重々承知しています。
接種翌日の夜
課題を提出し終わって、2時間ほど仮眠を取ったのですが、起きてみると朝〜夕方の講義中よりも明らかに熱が上がり、頭がぼーっとしていました。
講義に集中しないといけない!というプレッシャーから解き放たれたからでしょうか。
だるくて起き上がる気力が湧かず、目覚めてもしばらく天井を見つめてぼーっとしていました。
が、思い切って起き上がってみると、そこまで自分の発熱を感じませんでした。
横になっている状態の方が頭がぼーっとしていた気がします。
それでも、相変わらず腕も痛いし、口は開かないし、でもお腹は空いているので何か食べなきゃとは思うのですが、噛めないので食べたいものも食べれません。
とりあえず、口の痛くない側で食べられるじゃがりこ(そのとき一番近くにあった、口全体を使わなくても食べられそうなものがじゃがりこだった)を食べて、エネルギー補給しました。
その後運転をしましたが、仮眠後に起きたときよりも熱は下がっているように感じられました。
ただ、左腕が痛すぎてサイドブレーキを引けず、右腕でサイドブレーキを引いてました。
運転して帰宅後、シャンプーもドライヤーもできました(首を傾げて頭を手に近づけたらできた)が、腕はやっぱりちょっと触れただけ、動かしただけで激痛でした。
夜ご飯は、少ししか口が開かなくても食べられるおかゆを食べ、ポカリスエットを飲みました。
やはりまだ悪寒がするので長袖を着て寝ました。
接種翌々日(3日目)
朝起きると、腕の痛みはおさまっていて、接種直後のインフルエンザの予防注射を接種した感覚に戻っていましたが、まだ微熱っぽい感じがします。
本調子ではありません。
幸いなことに、歯痛も若干はあるもののおさまっていて、口が開けられるようになり、ご飯が食べられるようになりました。
が、今度は昨日(接種翌日)まで腫れていなかった顔の片側下半分が腫れていました。
ちょうど親知らずがある部分ですね。
いや〜ワクチン接種しただけなのにもうなんで歯やねんって感じですね。
腫れている側で噛むと若干ですが痛むので、腫れていない側でご飯を食べるようにしていました。
まだ微熱っぽいから寝ておきたかったのですが、そういうわけにはいきません。
この日も集中講義の2日目です。
朝から夕方まで講義を受け、制限時間のある課題に取り組んでいて、とにかく集中していたので、自分の体調を気遣ってあれこれ考えている暇はありませんでした。
接種部位に触れたり、体が振動する(階段の登り降りなど)と腕は痛みますが、それでも昨日に比べればましになっていたので、シャンプーもドライヤーもできました。
悪寒はありませんでした。
夜は昼よりも若干熱が上がっているような気がしましたが(昼は講義に集中しすぎて、気が付いてなかっただけでそう感じるのかも)、だからと言って接種当日のように寝づらいということはありませんでした。
なんなら夜更かしできるぐらいまでには回復していました。
接種翌々々日(4日目)
朝起きると、熱はないように感じました。
腕は、トントンと軽めに叩いたり、上にあげるとまだ痛みがあり、違和感を感じましたが、昨日(接種翌々日)のように、接種部位に触れたり体が振動したりして腕が痛むことはありませんでした。
歯の痛みは、よりおさまっていて、なんかちょっと親知らず違和感あるな〜ぐらいのレベルにまで良くなっていました。
違和感はあるものの、ご飯は食べられますし、咀嚼できます。
そしてこの日も!朝から夕方までぶっ続けでの集中講義で、最終日でした。
前日に夜更かししていたため、圧倒的な睡眠不足で眠たかったのですが、無事に乗り切ることができました。
接種翌々々々日(5日目)
この日からいつもの本調子に戻り、すっかり体調は良くなっていました。
腕も痛みませんし、違和感もありません。
歯も痛くなく、いつも通りでした。
この日は夕方からバイトでした。
ちょっと重めのダンボールやお買い物カゴを持ち運びすることがありましたが、腕が痛んだりすることなく、違和感もなく、問題なく働くことができました。
ずっと立ちっぱなしの仕事ですが、働いた後に気分が悪くなるようなこともありませんでした。
1回目を終えて
これまでわりと健康に過ごしてきていて、インフルエンザの予防接種でアレルギー反応が起きたことはなかったので、正直今回こんなに副反応が出て、自分でもとても驚いています。
2回目の副反応がすごいとニュースでは聞いていましたが、まさか1回目からこんなに辛いとは予想外でした。
一番予想外だったのは歯痛です。
接種翌日〜2日後は痛過ぎて口が開けられなかったのは本当に謎です(今は全然痛くありません)。
念のため、夏休み中に歯医者さんに行って検診を受けに行ってきます。
この記事が少しでもどなたかの何かのご参考になればと思います。
ご一読くださりありがとうございました。